5月 13, 2024

映画

その昔、処女作にしてベストセラーを世に出した小説家の文明(奈良坂篤)は、何不自由ない暮らしを送るも二作目が書けぬまま還暦を目前にしていた。ある日、ふとした気まぐれから編集者の高橋と立ち寄ったバーで、夜の街におよそ似つかぬ愛純(乃木蛍)という少女と出会う。ちぐはぐなやり取りの末、愛純と連絡先の交換をした文明は、その日から苦渋に満ちた甘美な世界へとのめり込んで行くことになる。一方高橋は、文明が最近別れた愛人の元子(並木塔子)と密かに逢瀬を重ねていたのだが…。
資産家の山口は妻に先立たれ、さらに一人息子を事故で失ったが、今は義理の娘・あきえ(長谷川千紗)と気儘な隠居暮らしを送っていた。映画鑑賞が趣味の山口は、ある日注文した名作映画のDVDが不良品だった為、返品交換を依頼する。通販会社の電話口にでた女・ミサ(後藤麻衣)は交換商品を届け来るが、山口はミサの美貌に舞い上がり、映画談議にも花が咲き、急速に親しくなってゆく。だがそんなミサにあきえとヘルパーの佳代子(沢村麻耶)は警戒の視線を送っていた。一方、ミサの前夫で、その後不審死を遂げた父を持つ娘のさゆみ(小田飛鳥)は、ミサの消息を追っていたのだが…。
俳優の三沢琢磨(ダーリン石川)と女優の原聡美(友田彩也香)は、共に演技が上手くルックスも良いので、ピンク映画の制作には欠かせない存在で、私生活でも同棲中であった。しかし、結婚を意識する聡美とは裏腹に、琢磨は気持ちが冷めていた。そんなふたりのすれ違いは、ある日撮影現場でも言い合うほどとなり、現場を飛び出した琢磨は、俳優の道を諦め田舎へ帰郷してしまう。そして俳優業に多少の未練は有るが、ゆっくりと流れる時間に身を委ねていた琢磨だが、退屈な田舎暮らしに飽きてしまうには、さほど時間は掛らなかった。そこで琢磨は、聡美とは外見も性格も真反対な理佳(横山みれい)を口説き、自分好みの女にしようと、交際を始めるのだが…。
大学で民俗学を教える教授・姫田は妖怪サークルを立ち上げた。江戸時代末期、「河童と座敷わらし」の仲に横恋慕した鬼女が、村人をたぶらかし二匹の仲を裂こうとするが、河童は高僧の法力の助けを得て「塚」に鬼を封じ込めたという伝説があり、姫田はその「塚」を探したかったのだ。偶然、メンバーの浅野が妖怪伝説発祥地の出身で、実家が民宿を経営していると聞き、姫田は他のメンバーの聡美(栗林里莉)と柴田を連れ調査合宿に向かう。だが柴田は、想いを寄せていた聡美が、じつは姫田と不倫関係にある事を道中知り、ショックを受ける。一方、一足先に実家へ戻っていた浅野は民宿を営む長田夫妻と娘の綾(伊東紅)と共に一行の到着を待つのだが…。
沖縄。吉岡(川瀬陽太)は妻・ミチル(朝倉ことみ)の念願であったゲストハウスの開店準備に追われていた。新婚旅行以来4年の月日が流れていた。5年前。売れない作家・吉岡は官能小説で食いつなぎながら、カルチャースクールのバイトで実践小説講座の講師をしていた。ミチルは、吉岡が教えていたスクールの生徒であり、彼の熱烈なファンであった。やがてミチルは小説家の夢を諦め、妻として吉岡を支える道を選ぶ。しかし数年後、夫婦生活は冷え、吉岡は、当時スナックのママ・マキ(真木今日子)と関係し、ミチルとは違う肉感的な魅力に溺れていた。だがマキから奥さんの所に帰るように言われ、しかたなく家に戻った吉岡をミチルは優しく迎えた。ミチルの愛を痛感した吉岡は改心し執筆に没頭。新婚時代のムードが戻り、生活は一変するのだが…。
両親を亡くし、広い一軒家に一人暮らしをしている氷見風子(めぐり)は、とある会社の契約社員として働きだす。新たな職場で、学生時代に風子が求愛を袖にした森山(北川和志)に出会うが、その後彼はなぜか失踪してしまう。一方、友人の公代(青木りん)は元恋人の八神(山本宗介)から裸の写真をネタに金をゆすられていた。取引の付き添いとして公代と同行した風子に八神は好色の目をむけるが、その彼もまた失踪を遂げる。風子のまわりで起こる謎の失踪事件、そして風子に想いを寄せる菊池(那波隆史)が風子の自宅で見たものとは!?
ある港町に越して来た安浦泉(めぐり)は、真子(工藤翔子)が経営するスナックで働き始める。泉は温和な性格やキュートな容姿も相まって、花屋の正一(なかみつせいじ)や店の常連客から人気者となる。ある日の夕方、泉は、橋のたもとで一人フォークギターを弾く幹雄(山本宗介)と出会う。やがて二人は恋におち、同棲を始めるのだった。しかし数年後、幹雄はチンピラへと変貌を遂げ、泉のヒモとなっていた。ミュージシャンの夢は、ある事件がきかっけで幕を閉じていた。それは、復縁を迫る泉の元カレから受けた暴行による傷が原因だった。責任を感じる泉は一生、幹雄についていくことを決意する。その頃、二人の住む港町へヤクザが進出、抗争が始まろうしていた。幹雄は、組織からある指令を受け、それを知った泉は…。
熱海の温泉街の芸者・しずく(友田彩也香)と珠美(みおり舞)は、花柳界で一二を争う人気者。しずくは、女を武器に枕営業もいとわない寝技派。珠美は元芸者の母を持ち伝統を重んじる正統派。真逆の二人は顔を合わせれば揉め事ばかり…。観光スポットを紹介するTV番組の出演チャンスも、本番中のとっくみあいで台無しにしてしまう。そんな二人の元に千載一遇のチャンスが訪れる。世界を股にかけ活動するイベントプロデューサー・ケンゾーが熱海にやってきたのだ。しかもある壮大なプランの日本代表として芸者を起用することを考えているというのだ。熱海芸者のプライドを賭け、秘伝のお座敷遊戯を駆使しながら、しずくと珠美が一世一代の大勝負に出るのだが…。
繁華街で通行量調査をしているフリーターの春生(麻木貴仁)。行き交う女性を目で追い、機械的にカウントする彼が呟く。「千人目は俺の嫁、千人目は俺の嫁…」その時、春生の目の前を若い女が通り過ぎ、手元のカウンターが千を打つ…。5年後。ぼろアパートの壁一面に貼られた女の写真が春生に微笑んでいた。それは、かつて繁華街で見た女・川島真琴(古川いおり)の盗撮写真だった。春生は、あの日から粛々とストーキング行為を続け、今では彼女の行動記録ノートも10冊を超えていた。その夜も双眼鏡で真琴と夫・幹也(田中靖教)のセックスを覗きながら、春生は思う…。『彼女の本当の相手はこの俺だ。いつしか神様が間違いに気づき、運命を変えてくれるだろう…』しかしそんなある日、春生は幹也とOL・麻衣(福咲れん)の浮気現場を目撃してしまう。そして神頼みを諦めた春生は、自らの手で運命を変えるべき動き出すのだが…。
結婚10年目にして、夫の浮気が原因で離婚したさくら(白木優子)は、保険外交員となって自立したが、味気ない暮らしに、幸せだったあの頃を思い出していた。しかし、妄想の最後に必ず夫の浮気相手・つむぎ(羽月希)が乱入し現実の世界に戻されるのであった。従姉のもみじ(和田光沙)は、そんなさくらのことを気にかけるが、さくらは四十路前の年齢もあって新たな恋愛に乗り気になれない。そんなとき、さくらは仕事でコンビを組む生真面目な後輩、高知(山本宗介)とひょんな事から肉体関係を持ってしまう。以前から、さくらに好意を寄せていた高知は交際を申し込むが、期待むなしく、さくらに軽くかわされてしまう。そんなある日、さくらの恩師である斉藤先生(倖田李梨)が癌に犯され余命わずかとの知らせが入り、三人は急ぎ先生の待つ仙台に向かうのだが…。
【第1話】りり子、農家の後妻に嫁ぐ。パブで働く22歳のりり子は、店で知り合った百姓の男の後妻となった。彼には、ひとり息子の毅がいた。作家を目指すデリケートな毅に気を使うりり子だが、20歳の青年は彼女に欲望の目を向けて…。【第2話】意識するのは娘の夫。家出した娘の多恵が、3年ぶりに舞い戻ってきた。勝手に籍を入れた夫を連れて。義母となった美津子は、やむなく入り婿として迎えるが…。【第3話】若い母さんと、童貞の僕。夫の海外出張で、由香利と義理の息子、ふたりきりの生活が始まった。まだ童貞の彼は、母と知りながらも由香利に熱く発情していく…。【第4話】娘婿との危ない関係。亭主関白な夫の態度に耐える彼女の心の支えは、同居する娘婿の献身的なまでの優しさだった。いつしか義母も、ひとりの女として開花する…。
都市伝説マガジン編集部に勤務する沙織(はるか悠)と岸辺は、「そこに足を踏み入れた者は二度と帰って来ない」とウワサされる怪しげな秘宝館へと取材に訪れた。到着したとたん、現れたのはハンマーを片手に持つサングラスの男だった。その男、守屋は居丈高な口調とハンマーで、沙織と岸辺を脅し奇妙な作業を手伝わせる。明らかに人間の入った袋を穴へ投げ捨てる三人。そして沙織たちは、守屋に監禁された。彼女たちが雑誌の記者であることを知ると、守屋は激しく興味を抱く。彼は、有料エロサイトの立ち上げを目論んでいたのだ。そして、押入れに監禁していた玲子とのセックスを二人に撮影させる。沙織たちに業界人の視点から、エロサイトのコンテンツを作れというのだ。おぞましき狂人・守屋からの要求は、どんどんエスカレートしてゆく…。
時は、平安時代末期。相次ぐ天変地異と原因不明の疫病によって、民衆たちは苦しめられていた。陰陽師である輪道と弟子の蓮は、荒廃した羅生門をくぐる。そこには百姓の伊吉たち、そして餓鬼のような容貌の女おてい(範田紗々)がいた。…かつて、おていは夜鷹として肉体を売って暮らしていた。おていと同じ村の出身のまつ(しじみ)は、売れっ子の遊女。しかし、まつは疫病で倒れ、故郷に帰ろうとする二人は羅生門に逃げ込んだのだった。飢えに苦しむまつは、遂に死体の肉さえも喰らおうとする…。…伊吉にも、悲しい過去があった。生まれ育った村を飛び出して盗人として過ごしていた伊作は、とき(つくし)とに出会う。強引に彼女を抱いて身ごもらせ、二人は所帯を持つ。ささやかなその幸福も、長くは続かなかった。この世の地獄で、人々は醜い本性をあらわにしていく…。
爆乳ヤンキーに勝つため、ブートキャンプで巨乳特訓!私たちの武器は、未経験ゆえの妄想力!!憧れのイケメン伊藤(金子直史)とのファーストキスを体験した鼓さやか(桐山瑠衣)だが、そこから先へは踏み出せずにいた。頭の中では、ますますエロエロな妄想が沸騰しているのに…。サークル処女組のメンバー蒼木そら(倉持結香)、綾川凛(岩田ゆい)、笠井忍(矢島潤奈)から背中を押され、処女組の組長にまつりあげられるさやか。目指すは、伊藤とのロストバージン…。そんなある日、見るからにヤンキーな羽乙女みなき(渋沢一葉)が転入してきた。さやかレベルの爆乳の持ち主みなきは、処女組をあざ笑う。そして、男性経験も百戦錬磨とウワサされるみなきが、伊藤に急接近!このままでは、彼女の性のテクニックで奪われてしまう!?みなきと対決するため、処女組ブートキャンプの特訓が始まった。さらには、さやかに思いを寄せるガリ勉キモ男子の小池(山本剛史)まで現れて、事態はさらに混乱していく。最後の勝利者は、爆乳ヤンキーみなきか、処女組さやかか!?
妄・想・爆・発!!処女(オトメ)たちのアタマの中は、エッチな妄想でいっぱい。知りたい!触れたい!体験したい!青春ドキドキ★学園萌えコメディ決定版!!清らかで可憐な優等生、それでいて爆乳Hカップの鼓さやか(桐山瑠衣)。処女の彼女は好奇心マンマンで、常にエッチな妄想を膨らませていた。ホットドックを見ただけでも、あらぬ想像に悶絶する始末。さやかの憧れは、超人気男子の伊藤優希(金子直史)だった。とはいえ、スポーツ万能で、中学時代からファンクラブがあるほどの彼からは、相手にされるわけがない。そう諦めていたさやかにある日、伊藤が声をかけてくる。「今度、試験の前に数学を教えてくれないかな?」これって、お誘い?そして、もしかして…。果てしなく妄想をはじめるさやか。そんな彼女も、仲間を見つけた。さやか同様、熱烈にエッチに憧れる同級生の蒼木そら(笠原美香)、綾川凛(岩田ゆい)、笠井忍(木部香菜絵)。4人は、サークル「処女組」を結成する。体験したいお年頃な「処女組」の野心と活動とは?なんと伊藤から自宅に招かれて、胸をときめかせるさやかの行動は…!?